もうすぐ梅雨の季節ですね。
梅雨は湿度や気温が高くなり食べ物がいたみやすく食中毒が特に心配される季節。
食中毒は、気温や湿度の影響を受ける「細菌性」(例:腸管出血性大腸菌、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌)のものや、食品の汚染が原因の「ウイルス性」(例:ノロウイルス)のものがよく知られていますが、このような環境が原因のものだけでなく、フグや毒キノコなど動植物による食中毒にも注意が必要です。
今回はこの梅雨の季節ならではの植物「あじさい」についてのお話。
先日、スイセンを食べて食中毒になったというニュースが流れましたが、これは、ニラと誤って食べたことが原因。
これと同様、「青シソ」によく似た「あじさい」の葉を料理のあしらいに使い、それを食べたことで嘔吐・めまいなどの症状が出たという事例も何件かあるようです。
何かあった時、「食」を提供する側にももちろん責任はありますが、食べる食べないの判断は自分でするもの。
「食を知る」ことは「身を守る」ことでもあるのですね。