炊飯器の買い換えをご検討中の方、思いきって炊飯器ではなく鍋で炊く習慣をつけてみませんか?鍋でごはんを炊けば、モノ、場所、時間、お金の無駄が省けるんですよ。
 
炊飯器を置くスペースが空き、内蓋やキャップなどこまごまとした部品を洗う必要がなくなり、土鍋など炊飯専用の特別な鍋も必要ありません。
肝心のお米は、たったの15分ほどで薪で炊いたように美味しく炊けます。
 
お米のおいしさは、炊飯器の性能ではなくお米の質で決まります。まずいお米はどんなに高性能な炊飯器で炊いてもまずいもの。炊飯器よりお米にこだわるほうが賢明だと思いませんか?
 
 

【炊き方】

 
《材量》米 と 水 … 茶碗にすりきり1杯ずつ(どんな容器でもOK)
《準備》鍋にお米を入れて水(分量外)で洗い、水(米と同量)を加えてしばらく置く(15分くらい)
*テフロン加工の鍋は傷つきやすいのでボウルでの洗米がおすすめ
 
1)強火にかける
2)沸騰したら弱火にする
3)水がなくなったら5秒くらい強火にして火を止める
4)10~15分蒸らしたらしゃもじで混ぜてできあがり
 
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(準備中)
 
 
 

【 Q&A 】

 
  水加減や火加減など、不安に感じてしまいがちな炊飯について質問にお答えします。

 

簡単なのに達成感が大きいので、炊飯は子どもの自信につながります。 説明も簡単なのでおうちでの食育におすすめ。

シンプル調理なので食育におすすめ。
フタを開けて中の様子を見ながら炊きあげます。


 
Q1.どんな鍋でも良いの?
固いお米にゆっくり水を吸わせながら加熱したいので、火のあたりが柔らかいステンレスやテフロン加工のものがおすすめです。
アルミ製など薄手で軽い鍋はお米が焦げやすいため不向きです。
フタは、通気口のないものを使いますが、穴にラップを詰めても良いです。
 
Q2.お米はしっかり洗わなくて良いの?
精米技術の発達により昔のようにゴシゴシと研ぐ必要はなくなりました。むしろお米を傷つけてしまうので汚れを取り除くために水洗いする、という感覚で大丈夫です。
災害時など水が十分にないときは洗わずに炊いても問題ありません。ちょっとだけ多めのお水で炊くと良いでしょう。本来、水洗いする際にある程度お米が水を吸っているので、それを補うためです。
 
Q3.水の量は?
お米の容量と同量。コップ2杯のお米ならお水もコップ2杯です。
一般的に炊飯でのお水の量は、お米の容量の1.2倍、あるいは、お米の重さの1.5倍と言われていますが、ちゃんと浸水していればお米が中まで水を吸って芯のないごはんが炊けます。
もちろん、柔らかめのごはんがお好みの場合は、スプーン2~3杯のお水を足すとよいでしょう。
 
Q4.火加減が難しそうなのですが・・・?
強火にかけて沸騰したら弱火にして水がなくなるのを待つだけ。最後に強火で余分な水分を飛ばすとベチョっとしません。
 
Q5.途中でフタは開けてはいけないのですよね?
いいえ、加熱中はフタを開けても問題ありません。逆に、フタを開けないことには中の様子が分かりません。”ツルの恩返し” 並みに、炊飯中は絶対にフタを開けてはいけないと思われていますが、実はそうではないのです。
ただし、火を止めて蒸らしている間(10~15分)だけは開けないように気をつけましょう。万が一、開けてしまっても大丈夫。ちゃんとごはんは炊けているので安心して下さい。
開けない方が、お米がふっくらしてより美味しくなるのです。
 
いかがでしたか?
炊飯は簡単なわりには炊きあげたときの達成感が大きいので子どもの自信につながりやすい調理です。
ぜひ一度親子で鍋でごはんを炊いてみて下さい。